インソーレバームとモンタナオイルのお話

インソーレバームとモンターナオイルの話

私の長年の友、インソーレバーム

インソーレのフラワーオイルがそれぞれの花の個性を、季節や肌の状態に合わせて身近に感じて頂きたい一瓶であるならば、インソーレバームは年齢を問わず疲れた時、頑張りたいときそばにいてほしい一品で催事やイベントの人気者です。

ベースとなるアルニカオイルは単体でも身体を温めほぐします。このオイルにさらにシトロネラ、オレガノ、ユーカリ、ドイツトウヒ、モンタナマツ、ラベンダー、プチグレン、ローズマリー、サルビア、テレビン、バーベナなど11種の精油を昔ながらのレシピでブレンド、絶妙な香りで体温で更にほどよく優しく肌になじんでコリやこわばりをどんどん緩めてくれます。

バームのもと……基剤となるのは天然のシアバターとラノリン。インソーレバームは持ち運びは便利だけど夏場には液状化、冬場には固形化という自然の摂理に不都合を感じるシーンもあります。ある日ふと、季節を問わず使い勝手の良い「オイル」化への思いが頭に浮かびました。イタリアの製造責任者に相談したところ「早速試作してみよう」と。この春のことでした。

インソーレバームとモンターナオイルの話

私の長年の友、インソーレバーム打ち身や関節の不快を和らげたり冷えから身体を守ったり、別名『お守りバーム』の名も納得できる優れもの。photography by Kyoichi Tamura

バームをオイル化してみよう!

しばらくして試作品が届きました。

これまでのバームに使用されていたアルニカオイルがアーモンドオイルベースだったのに対し、このオイルはマカデミアナッツオイルがベースになっています。マカデミアナッツオイルは人の皮脂によく似ていると言われ、ベタつきがなく、マッサージするとしっとりと肌になじみます。この選択が製造エンジニアのねらいで、よりサラッとしたテクスチャーでバームとの差別化を図ったのです。

モンターナオイルはバームと同じブレンドの精油を配合しているので、手のひらにとって両方の手で馴染ませるとすぐに手の中が温まります。肩にも、足にもそして腰にも忙しい時でもさっと塗れてすぐに馴染み温まる。加えて、マカデミアナッツは頭皮のケアにも適しているので、これまでバームで実現できなかったヘッドマッサージも可能になります。

バームオイルの誕生

アルニカの学名「アルニカ・モンターナ」より、「モンターナ・マッサージオイル」と名づけました。

バームとは別の活用ができるだけでなく差別化によりこの中世の薬草学に基づく伝来のレシピが日常的にこれまでより広範囲なシーンでご愛用頂けるようになりました。オイルは忙しい朝に、バームはお風呂上がりのゆったりとした時間のマッサージに。というのも一つのご提案です。

オイルは余暇にスポーツを楽しむ方やアスリートにもおすすめなんです。マラソンや岩登り、サイクリングなどの途中でこわばってしまった筋肉や関節をほぐしたり、スポーツ後の筋肉の疲れやコリにも。

健康であることは誰しも願うこと。多少の不調には目を瞑りルーティンをこなさなければならない毎日の繰り返し、またママであれば子育ての最中は常に待ったなしです。

そんなとき、自然の香りや植物のエネルギーがどんなにチカラになってくれるか是非体感して頂きたいのです。精油は植物の魂です。それぞれの精油が持つ身体への計り知れない力は大きな助けになります。

インソーレバームやモンターナマッサージオイルに含まれる植物のエッセンスは、中世から伝わる心と身体の両方に働きかけるブレンドです。精油の組み合わせが心を鎮め(I)そして呼吸や体の不調を整える(II)というふたつのブレンドエッセンスを構成しています。ぜひ、一度おためしいただき、ほぐれる気持ちよさを体感していただきたいです。

オーガニックの“いま”

オーガニック化粧品の現場に足を踏み入れて足かけ17年。21世紀、この心地よさを多くの人々が共有し地球や大空や大地や水がもっともっと愛しいものになるだろう、という期待は実際のところ当て外れ。

もちろんその道を地道に歩んでいる人たちが世界中には沢山います。でも、大枠で見ると特に日本では未だに社会や世間の中心には全く届いていまん。それが残念でならないのでコツコツと商品のご紹介を続けています。自然からの贈り物、そして先人たちの智慧がこんなにも素晴らしいのだともっと多くの方に知っていただくことが私の願いのひとつです。



インソーレバームとモンターナオイルの話

ABOUTこの記事をかいた人

阿部庸子

株式会社インソーレ代表取締役。イタリアのガーデンで慈しみ育てたハーブを使った「INSOLEフラワーオイル」「インソーレバーム」などを販売。ヨーロッパのBio(ビオ)やオーガニックの“今”を少しずつ発信しています。